小山 正太郎 作品

小山 正太郎コヤマ ショウタロウ(故人)

太平洋美術会 会員

1857 1916
長岡市生。明治4年上京。明治4年15歳で川上冬崖の聴香読画館に入門。同9年工部美術学校入学、イタリア人画家フォンタネージの指導を受けた。天分を認められ同校の助教師に任ぜられた。同11年国粋主義が台頭し洋画が圧迫されてきたためフォンタネージュが帰国した。弟子たち11人が集まり十一人会を結成した。明治政府の美術政策に対抗する意味があった。同20年には不同舎という画塾を開き、十一会と並行して後進の指導に当たっている。同22年には十一会を解消し、浅井、松岡らと明治美術会設立した。不同舎から多数の門人を育成し自立した画家として美術界に送り込んだ。